突然ですが、皆さん一度はNISAやiDeCoを始めたいと考えたことがあるのではないでしょうか。
私もつみたてNISAが始まった頃に友達から聞いて始め、今でもNISA、iDeCoを活用しています
その際に、SBI証券や楽天証券などのネット証券を検索したことがある方もいるのではないでしょうか。
今回はSBI証券の口座開設の流れ、方法をお伝えしていきたいと思います。
SBI証券は、国内株式個人取引シェアNo.1の人気ネット証券です。
口座開設にかかる手数料や年会費は無料です。
いざ始めようと思っても、
- 証券口座を開設するのが初めてで、何をすれば良いかわからない
- 口座開設に必要な書類は?
- SBI証券を利用する場合におすすめのクレジットカードは?
といった疑問が生じ、進められていない人もいるのではないでしょうか。
この記事を読むことで
- SBI証券の口座開設の流れ
- 口座開設に必要な書類
- SBI証券口座で
- NISA等の投資を行う際におすすめのクレジットカード
がわかります。
そして、投資家デビューを果たせます!
SBI証券か楽天証券で始めておけば安心ですね!
事前準備:SBI証券の口座開設前に必要な書類
まずは必要な書類を集めましょう!
必要な書類は以下のどちらかです。
- マイナンバーカード
- マイナンバー通知カード+運転免許証
(SBI証券より)
あとはスマホがあればそれだけで完結できます。
マイナンバーカードであれば1種類で済みますし、申し込む時間帯にもよりますが、最短で翌営業日には取引を始めることができます。
マイナンバー通知カードと運転免許証の場合は、最短で2~3営業日口座開設完了までかかります。
また、今回紹介はしなかったですが、口座開設の際に、「スマホと郵送どちらで申し込むか」によって申し込み方法が2パターンにわかれてきます。それによって、必要書類が変わってきます。
しかし、申込日から口座開設完了までの日数の短さやかかる手間等で圧倒的にスマホで完結した方が簡単であるため、今回はスマホで口座申込を行う方法を想定して紹介をします。
私もスマホで口座開設しました!
口座開設の流れ
必要書類を把握したら、実際にスマホで行う口座開設の流れを画像を用いて紹介していきます。
流れは以下の4つのステップです。
- 口座開設申し込み
- 本人確認書類の提出
- 完了通知の受け取り
- 初期設定
①から順番に解説します。
①口座開設申し込み
SBI証券で投資を始める をクリック
SBI証券開設口座ページへ飛び、「口座開設はこちらから(無料)」をクリックします。
メールアドレスを登録する
メールアドレスを入力する画面が表示されたら、入力して送信しましょう。
送られてきた認証コードを入力する
登録したメールアドレスに、6桁の「認証コード」が記載されたメールが送られてきます。
フォームに入力して「次へ」をクリックします。
これでメールアドレスの登録は完了です。
メールが届かない場合は迷惑メールフォルダに入っている可能性があるので、ご確認ください。
基本情報を入力する(13項目)
水色太字で記載した部分をクリックすると詳しい解説(補足情報①)に飛ぶので、迷ったら参考にしてください。
- 居住地
- 名前
- 生年月日
- 性別
- 電話番号
- メールアドレス
- 住所
- 特定口座を開設する/しない
- 本年1月1日時点での住民票記載の居住都道府県
- NISAの選択
- 住信SBIネット銀行 口座開設同時申し込みの選択
- SBI新生銀行 口座開設同時申し込みの選択
- SBI証券ポイントサービス申し込み
13項目すべての情報を入力したら、「次へ」をタップし、「規約の確認」が表示されます。PDFの規約に目を通したら。チェックを付けて、「同意する」をタップして進みましょう。
補足情報①「8.特定口座を開設する/しない」
特定口座とは、取引で利益が出た時の納税を証券会社が代行したり、確定申告に必要な書類を証券会社が代理で作成したりしてくれる口座のことです。
初心者の方は、特別な理由がない限り、「開設する(源泉徴収なし。原則確定申告が不要)」を選択することをおすすめします。
補足情報②「10.NISAの選択」
NISAをSBI証券で始めると決めている人は、このタイミングで「NISAを申し込む(無料)」を選択し、総合口座と一緒に開設しておきましょう。
補足情報③「11.住信SBIネット銀行 口座開設同時申し込みの選択」
同じグループの住信SBIネット銀行の口座開設も申し込めます。SBI証券口座と住信SBIネット銀行の口座を連携(SBIハイブリッド預金)すれば、両社の口座間で入出金がスムーズに行えます。また、円普通預金と比べて、ハイブリッド預金なら、10倍以上の金利であり、非常に好金利です。利息も毎月発生する等メリットも多いため、ネットバンクを持っていない場合はこの機会に開設することをおすすめします。
補足情報④「SBI新生銀行 口座開設同時申し込みの選択」
「SBIハイブリッド預金」と同様、SBI証券口座とSBI新生銀行の口座を連携すると、「SBIコネクト」というサービスが利用できるようになりますが、「SBIハイブリッド預金」のどちらか一方しか利用できません。
「SBIコネクト」は「SBIハイブリッド預金」と比べて制限が多いため、SBI証券で株式取引を行う予定の方は住信SBIネット銀行との「SBIハイブリッド預金」にすることをおすすめします。
補足情報⑤「SBI証券ポイントサービス申し込み」
SBI証券では、さまざまな局面でポイントが貯められる「SBI証券ポイントサービス」があるため、特別な理由がない限り申し込みましょう。
その中でも、貯まるポイントを「Vポイント」「dポイント」「JALのマイル」「PayPayポイント」の5種類から選ぶことができます。
あとで変更もできますが、普段貯めているポイントを選択しましょう。
また、三井住友カードで投資信託の積立額を決済する場合は「Vポイント」が貯まるので、メインポイントに「Vポイント」を選んでおくと、積立時と保有時のダブルでVポイントが付与され、効率よく貯められます。
SBI証券でNISAを行う方は三井住友カードにして、「Vポイント」を選択することをおすすめします。
三井住友カードとの連携によりポイント獲得が非常に有効である点も、SBI証券でNISA口座を開設をする大きな理由の一つです。
是非活用しましょう。
口座開設方法を選択する(ネットもしくは郵送)
①「ネット」②「郵送」の2つの方法がありますが、今回はスマホで完結できる「ネット」の方法を紹介します。申込日から口座開設完了までの日数の短さやかかる手間等で圧倒的に楽であるため、基本的にネットがおすすめです。
「ネットで開設」を選択すると「口座開設申し込みの完了」の画面が表示されます。※手続きが完了したわけではありません。
ユーザーネームとログインパスワードが発行されるので、スクリーンショット等で保存してください。
②本人確認書類を提出する
口座開設状況画面より、先ほどの情報を入力し、ログインを行います。
ログインしたら、手順に従い、本人確認書類をアップロードしましょう。
本人確認書類のアップロード方法は3つのパターンがあります。
また、マイナンバーカードをお持ちであれば、マイナンバーカードのみで完結します。
持っていない場合は、通知カードと運転免許証です。
以下3つのパターンの解説を行います。
パターン①「マイナンバーカードをアプリで読み取り」 (マイナンバーカードを持っている方のみ)
STEP①本人確認方法の選択
(SBI証券より)
口座開設状況画面→書類選択画面から「マイナンバーカードをアプリで読み取り」を選択する。
STEP②SBI証券スマートアプリのダウンロード
SBI証券スマートアプリをダウンロードする。アプリ内でマイナンバーカードの暗証番号を入力し、カードの読み取りを行います。
iPhoneのアプリのダウンロード
Androidのアプリのダウンロード
スマートフォンで2次元バーコードを読み取ります。
STEP③マイナンバーカードの読み取り
(SBI証券より)
指示に従ってマイナンバーカードをアプリで読み取ります。
具体的にはマイナンバーカードの上にスマートフォンを置いて待ちます。上手く反応しない場合は、スマートフォンを置く場所や横向きなどを変更しながら反応する位置を探してください。
カードの読み取り後、「アプリを閉じるボタン」を押し、元の口座開設画面に戻ってください。
口座開設画面に(上記画面)に戻った後、「本人確認が完了しました」ボタンを押してください。
STEP④本人確認書類提出完了
準備は完了です。審査結果はメールおよび口座開設状況画面にて表示されるので、確認を行いましょう。
パターン②「提出書類の撮影+ご自身の顔の撮影」(マイナンバーカードを持っている方のみ)
STEP①本人確認方法の選択
(SBI証券より)
口座開設状況画面→書類選択画面から「マイナンバーカードをその場で撮影」→「メールで受け取り、オンライン上で手続きを完了」→「自分の顔をその場で撮影」を選択する。
STEP②ご自身の顔の撮影
(SBI証券より)
指示に従い、撮影を行います。正面や横向きなど複数枚、撮影します。
STEP③書類の撮影
(SBI証券より)
指示に従ってマイナンバーカードを撮影していきます。正面や裏、厚みなど複数撮影します。問題がなければ完了を押してください。
STEP④撮影完了
準備は完了です。審査結果はメールおよび口座開設状況画面にて表示されるので、そちらを確認してください。
初期設定をしましょう
審査が完了していなくても初期設定を進めることができます。
取り引きを開始するには審査完了に加えて初期設定も必要となるので、この機に終わらせておきましょう。
初期設定方法を紹介していきます。
初期設定は、初期設定画面から入力することができます。
以下の11項目について登録を行います。
- 連絡先
- 職業
- 勤め先
- 世帯主との続柄
- インサイダー登録 ※上場企業の場合のみ
- 振込先金融機関
- 国内株式手数料プランの選択
- 配当金の受取方法の選択
- 投資に関する質問
- 簡単なアンケート(SBI証券を選んだ理由)
- 信用取引口座、FX取引口座、先物・オプション取引口座の申込みの有無
補足情報①「5.インサイダー登録」
「インサイダー取引」という言葉は何となく知っている方も多く、怖いイメージがあるかと思います。
これは上場企業に勤めている社員等が、株価が大きく左右する重要な発表を前に情報を入手して株式取引を行うことを指します。このような行為を防ぐための登録で、素直に回答をしていけば特に問題ありません。
補足情報②「7.国内株式手数料プランの選択」
「スタンダードプラン」もしくは「アクティブプラン」から選択します。
SBI証券においては報告書の受取方法を「電子交付」に切り替えると国内株式(現物・信用・S株)の売買手数料が無料になる「ゼロ革命」が2023年10月から始まり、どちらの手数料プランを選んでも結局は同じです。
どちらを選択しても良いのですし、1日ごとに変更は可能です。
迷う場合は、1日に100万円を超える取引を行わない場合は「アクティブプラン」を選択しておくとよいでしょう。
補足情報②「11.信用取引口座、FX取引口座、先物・オプション取引口座の申込みの有無」
これらはハイリスク・ハイリターンな側面があり、また成功には深い知識と経験が非常に重要となります。
通常の投資信託運用や個別株取引を行う際には必要がないため、名前を良く知らない段階では特に申し込みを行う必要はないでしょう。
いずれ投資家としての経験を重ねれば利用を検討しても良いかと思います。
③口座開設完了通知の受け取り
提出書類の審査が終わればSBI証券から「口座開設完了通知」が届きます。
「メールで受け取る」を選択した場合はメールで「取引パスワード設定ページへのURL」が送られてくるため、アクセスをして取引パスワードを設定しましょう。
「郵送で受け取る」を選択した場合は、簡易書留郵便で取引パスワードが記載された封書が送られてきます。
受け取り必ず対面で受け取る必要があるので受け取り忘れに注意をしましょう。
あとはSBI証券の口座に入金をするか、クレカ積立を行うことで取引スタートです!
ここまでで口座の開設は完了です!
しかし、業界最大手のSBI証券を最大限活用するにはあと少しだけ知って欲しいことがあります。
もうしばらくお付き合いください。
SBI証券を利用するにあたり、必須の設定・クレジットカード利用
さて、ここまでで証券口座を開くという一番の大仕事を終えたかと思います。
業界最大手のSBI証券の一番の特徴といえば、そのお得なポイントサービスです。
これから紹介するメインポイントの設定とクレジットカードの利用を行うことで、SBI証券を最大限活用することができます。
一度準備をすれば後は特に面倒なこともありませんので、あと少しだけ頑張っていきましょう!
①メインポイントの設定(投信マイレージ)
(SBI証券より)
SBI証券においては、次のような場面でポイントが付与されます
- 国内株式の購入
- 国内株式の入庫
- 投資信託の購入(クレカ積立)
- 投資信託の保有(投信マイレージ)
- SBIラップのおまかせ運用(SBIラップマイレージ)
- 金銀プラチナ購入(金銀プラチナマイレージ)
- 新規口座開設
- ご紹介(ポイント投資紹介プログラム)
SBI証券のポイントサービスは「Vポイント」「Pontaポイント」「dポイント」「JALのマイル」「PayPayポイント」の5種類から選べるのが特長です。
現在よく使用するポイントから選んでも良いですが、後述するクレジットカードとの連携を踏まえると、ポイント還元率の高さから「Vポイント」が圧倒的におススメです。
②「三井住友カード」によるクレカ積立
クレジットカード積立(クレカ積立)とは、クレジットカードを利用して投資信託や積立投資を行う方法です。
具体的には、毎月一定額をクレジットカードで支払うことで、自動的に投資信託などの金融商品に積み立てる仕組みです。
クレジットカード積立には以下のようなメリットがあります。
ポイント還元: クレジットカード利用に伴い、ポイントが貯まるため、通常の現金積立よりもお得です。
手軽さ: 毎月自動で引き落としが行われるため、手間がかかりません。手動での口座への入金も不要です。
少額から可能: 多くの積立投資は数千円から始められるため、無理なく投資ができます。
一番の利点は、何よりポイントが貯まることですね!
自分のお金を預けて運用をするだけで、高い買い物をしたかのようにポイントを貯めることができます。
しかし、そうなるとどうしてもポイント的に有利なクレジットカードを選びたくなりますよね!
もうお分かりかと思いますが、三井住友カードこそが現在最もポイント的に有利なクレジットカードなのです。
他にも東急カードやアプラスカードなど、SBI証券でクレカ積立を行えるカードはありますが、ポイント獲得の点で三井住友カードに並べるものはありません。この一択と言って良いでしょう。
ということで、三井住友カードについて紹介をさせていただきます。
三井住友カード(NL) | 三井住友カード ゴールド(NL) | 三井住友カード プラチナプリファード | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カード外観 | ||||||||
カードランク | 一般 | ゴールド | プラチナ | |||||
年会費 | 0円(永年無料) | 5500円 (永年無料条件あり※1) | 3,3000円 | |||||
買い物 ポイント還元率 | 0.5% (200円=1ポイント) | 0.5% (200円=1ポイント) | 1% (100円=1ポイント) | |||||
ポイント サービス | 特になし | 年間100万円利用で 1万ポイント(1万上限) | 年間100万円利用につき 1万ポイント(4万上限) | |||||
年間カード 利用額 | 10万円 未満 | 10万円 以上 | 10万円 未満 | 10万円 以上 | 100万円 以上 | 300万円 未満 | 300万円 以上 | 500万円 以上 |
クレカ積立の ポイント付与率 | 0% | 0.5% | 0% | 0.75% | 1.0% | 1.0% | 2.0% | 3.0% |
月10万円積立時の 年間獲得ポイント ※下段は年会費を考慮 | 0 | 6000P | 0000000 | 9,000P | 12,000P | 12,000P | 24,000P | 36,000P |
3,500P※2 | 6,500P※2 | ▲21,000P | ▲9,000P | 3,000P | ||||
詳細 | 詳細 | 詳細 |
※2:年会費無料となった場合は上段のポイント数となります。
(引用:三井住友カード)
表のとおり、積立設定を行える三井住友カードには3種類あります。
いわゆる一般、ゴールド、プラチナの三種類で、主にこれらは「年間カード利用額」で区別されています。
年間カード利用額が上がることで、①買い物でのポイント還元率が上昇、②年会費が無料(ゴールドのみ)、③クレカ積立のポイント付与率が上昇、と、とても分かりやすいシステムとなっています。
なので、シンプルに「年間カード利用額」の想定から選択をすると良いでしょう。
よくある考え方としては以下の通りです。
年間カード利用額が100万円未満→三井住友カード(NL)
年間カード利用額が100万円以上、300万円未満→三井住友カードゴールド(NL)
年間カード利用額が300万円以上→三井住友カードプラチナプリファード
基本的にはゴールドカードが非常にコストパフォーマンスが高いことで知られています。
一年目に100万円以上の利用額さえ達成すれば、年会費は永年無料となるのでその後のハードルもなくなります。
これを通称「100万円修行」といいます。
公共料金の支払いにも利用すれば、金額的には無理がないものとなっています。
達成の見込みがあるならば、ゴールドカード「100万円修行」にチャレンジしてみると良いでしょう!
三井住友カードでのクレカ積立設定を行わなければ、SBI証券を選んだメリットも半減といっても過言ではありません。
また、現在キャンペーン中で、カードを作るだけ〇〇ポイントが手に入るチャンスです。
是非この機会に三井住友カードの作成を強くおススメします!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
必要な書類も少なく、特別な知識や前情報もほとんど必要ではありません。
画像を参照に行えば特に躓くことなく口座を開設できたのではないかと思います。
有効利用するにはいくつかポイントがあるので、そこだけしっかり押さえておきたいところですね。
そして、ここから投資家としてのデビューです!
株式投資にはリスクもありますが、適切に行うことで自分に合わせたリスクコントロールが可能です。
人生にノーリスクはあり得ず、適切なリスクを取ることで豊かな生活への第一歩が始まります。
一緒に勉強をして、豊かな投資家ライフを歩んでいきましょう!
コメント