こんにちは!つかさです。
今日は少し趣旨を変えて、白衣の着こなしのNG行動をお伝えしたいと思います。
さて、白衣と言えば薬剤師に限らず、医療者のプロフェッショナリズムの象徴とも言えるアイテムですね。

着る側はただのユニフォーム感覚に陥りがちですが、患者さん側からはある種神聖視されている衣服でもあります。
そんな白衣、雑に着て雑に扱ったりしていませんか?
なんとなく開いてみたこの記事、このような方も多いのではないでしょうか?
- そういえば長いことちゃんと洗ったりアイロンにかけたりしていない
- ただの仕事中のユニフォームだし、着方なんて気にしたことない
- ポケットに様々なものが乱雑に入っている
- 下に着る服との調和なんて気にしたことがない
働き始めの頃は毎日白衣を着て仕事することに誇りを持っていた方もいるでしょう。
しかし、毎日来ているとどうしてもただの仕事着としての認識となってしまうことが多いです。
この記事を読むことで、以下のようなメリットがあります。
- 白衣の着こなしのNG行動がわかります
- 白衣の着こなしの極意がわかります
- かかりつけ薬剤師の同意取得率が上がります
- 社内での好感度が上がり、上司に好かれ・後輩にも慕われ出世をし、彼女(彼氏)ができます
もし患者さんの立場としても、かかりつけの薬剤師になってもらうならば「カッコいい薬剤師」であるならばその方がいいに決まっているでしょう。
「対物業務から対人業務へ」とのテーマが掲げられて久しいですが、人の相手をする業務が増えてきた今こそ、外見の印象を改めて考えていきましょう!



ちなみにケーシーやスクラブについてはよく知らないので、本記事では特に触れません!
このページを作成している私は、薬剤師歴18年、投資歴7年、ファイナンシャルプランナー。
某薬局グループでエリアマネージャー兼、法令室室長をしております。
私自身も複数店舗の管理薬剤師経験があり、現在は12店舗の管理薬剤師を束ねる役割を任されています。
本記事では、これまでに得られた知見を皆さんに共有したいと思います。
白衣の着こなしNG行動5選


早速結論から言うと、上記の5点になります。
一つずつ見ていきましょう。
1.清潔感がない
- 汚れやシミが目立つ白衣
- しわだらけの白衣
- 黄ばみや色あせのある白衣
上記のような白衣を着ていては、いくら良い服薬指導をしていても気になって耳に入ってきません。
薬剤師は健康を支える専門職であるため、「清潔感がない=説得力がない」となると言っても過言ではないでしょう。
不潔に思われないように注意が必要です。



医療者である限り、清潔感は最も重要と言ってもいいですね。
2.ポケットが膨らみ過ぎている
これは薬剤師あるあるの一つなのではないでしょうか。
腰にポケットがあるからには使いたくなるのが心情です。
特にポケットブック系は入れたいものを入れているとキリがなくなってしまいます。
グッと堪えて1~2種類に抑えましょう。
それ以外にも、とりあえず折りたたんだ書類やら名刺やら、謎のティッシュやらが入れっぱなしになりがちです。
こまめに整理を行いましょう。



私も心当たりしかないので、気を付けないとですね。
3.サイズが合っていない
白衣を着こなすには、サイズ感も非常に大事です。
大きすぎてダボダボの白衣は、だらしない印象を与えます。
逆に小さすぎてパツパツでは動きづらく、窮屈な印象を与えてしまいます。
完全にフィットした高級な白衣を購入する必要はありませんが、一般的な白衣の中でもしっかり自分に合ったサイズを見つけておきましょう。



サイズが合わないとシルエット全体が悪くなってしまいます。
これは簡単に改善できるので、いち早く押さえておきたいポイントです。
4.身だしなみや姿勢が悪い
具体的には以下のような状態を指します。
- 白衣のボタンを開けっ放しにしている
- インナーや靴下の色が原色系で派手
- 襟が乱れている
- 猫背で姿勢が悪い
いくら清潔でサイズが合っていても、身だしなみがなっていなければそれも台無しです。
またもやだらしない印象が露出してしまうでしょう。
また、姿勢が悪くても一気に見栄えが悪くなってしまいます。
猫背で何となくキャラが立ったりするのはフィクションの世界だけです。
白衣の外観を損ねないように、全身で着こなすことを意識しましょう。



勝手な決めつけですが、理系の皆さんは猫背の方が多いですね。
私も油断すると猫背になるので気を付けています。
5.白衣の扱いから見える不衛生な印象
以下のような行動、していませんか?
- 白衣を脱ぎ棄てて丸めておいてある
- 白衣を椅子や机の上に無造作に置く
- 白衣を着たままトイレに入る
患者さんから少し離れると、ついついこういった行為をしていないでしょうか?
患者さんが待っている間は暇になっているので、調剤室の中や移動中もスタッフを見ていることが意外と多いです。
また、我々が思っている以上に、白衣に対して患者さんは神聖視していたりします。
そこで白衣に対し雑な扱いをしているところを見られると、その人自身が軽く見られることに繋がってしまいます。



白衣の天使(?)の自覚を持った動きを心掛けましょう。
かっこいい白衣の着こなし
私の独断と偏見シリーズです。
白衣の着こなしから、出来る薬剤師を演出していきましょう!
胸ポケットをカッコよく
機能性と見栄えの両方を意識しましょう。
ポケットペンケースがおススメですが、ちょうどいいサイズ感のポケットブックを土台としても成り立ちます。



気分は結婚式のスーツのポケットチーフですね。
ペンを抜く際にも、優雅な所作を意識することが大事です。
また、腰ポケットには基本物は入れないか、メモ帳やポケットブックを一冊ずつまで等、入れても膨らまない程度にしておきましょう。
程よい袖まくり
完全に私の好みですが、程よく袖をまくるとカッコ良いです。
特に袖先から紐が出ているタイプの白衣はその部分は隠したいところです。
まくり具合としては、肘の手前です。ここ、とても重要です。
肘を超えると急にカジュアルになりすぎて、重さを失います。
理想としては、手首:肘=8:2のところがキレイですね。
あまりきれいに折りたたみ過ぎず、多少崩しながら袖をまくるのがコツです。



仕事が出来そうな雰囲気を出していきましょう。
やりすぎると清潔感が落ちるので、ちょうどいい塩梅を探す必要があります。
身だしなみを整え、背筋はピシッと姿勢よく
襟やボタンをきっちりと整えます。
背筋を姿勢よく伸ばすことで、頼もしい雰囲気を演出できます。
半沢直樹を意識しましょう。
インナーは大手では多いですが、スーツ用のYシャツが実際カッコいいかと思います。
何となく姿勢も良くなりますしね。
ただ、機動性が落ちる印象もあるため、その点は考えどころかと思います。



私はネクタイが得意ではないので、いつもネクタイなしシャツにしています。
アイコンと矛盾していますが、そこは気にしないでください。
白衣はハンガーにかける癖をつけ、トイレに行くときは白衣を脱ぐ
「医療の象徴」の一つである私達薬剤師は、やはり患者さんの前では基本的に白衣でいる方が良いでしょう。
その中で、白衣を大事に清潔に使っているところをアピールしていくことも大事です。
脱いだらハンガーにかけることを基本とし、面倒でもトイレに持ち込まないようにしましょう。
脱ぐ時も白衣への愛情を忘れずに、丁寧な仕草でハンガーにかけましょう。



医療者であることに真摯であれば、いろいろめぐって患者さんのアドヒアランスの向上にもつながります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?



耳が痛いという方もいらっしゃったのではないでしょうか?
エリマネらしく、小姑じみたことを言ってしまいましたが、やはり人前に出る仕事において身だしなみは非常に大事です。
服薬指導を受ける側も人間です。
嫌悪感を抱いてしまった相手からは、指導内容も聞きたくなくなってしまうでしょう。
逆に、薬剤師に対し信頼し、好感が持てるならばアドヒアランス指導や生活指導についても素直に聞き入れやすくなります。
薬剤師はサービス業の面もありますが、指導する立場であることもまた事実です。
信頼感を得て、説得力を出すためには身なりをしっかり整え、患者さんに良い印象を与える必要があります。



「医者の不養生」という言葉もありますが、薬剤師も外見からルーズであると、「薬を忘れずしっかり服用する」ことの大事さを伝える説得力に欠けるということですね。
以上、皆さんの薬剤師ライフのお役に立てれば幸いです!
また次に記事でお会いしましょう!
執筆者:つかさ
コメント