あなたの薬局は大丈夫?これらが当てはまれば「職場の変え時」5選!

あなたの薬局はだいじょうぶ?

こんにちは!つかさです。

今回の記事では、薬局という特殊な空間における地雷職場についてお話をしていきたいと思います。

皆さんは薬剤師として薬局で仕事をしている中で、職場に対してこのように思ったことはないでしょうか?

  • 残業が多く休みが十分に取れなかったり、給料が満足できる水準ではない
  • 同僚や上司との折り合いが悪かったり、経営者層と考えが合わない
  • 研修や外部講習がなく、長時間同じ業務ばかりでスキルアップや異動の機会がない
  • やりがいを感じられなく、モチベーションが下がっている
  • 今の会社が自分の退職時期まで続いてくれているか不安
つかさ

たくさん挙げたので、きっとどれかは当てはまっていることでしょう。

もちろんこれら少しでも当て待っていればすぐさま転職すべき!なんてことはありません。
自分で作った会社でない限り、自分の意に沿わないことはどうしてもあるものです。

しかし、この記事を見ることで以下のことがわかります。

  • どのような事象が職場の中で地雷といえるのか
  • 地雷の多い職場に就いてしまった場合どうすればいいのか
  • 転職の前にできることはないのか
  • 転職活動はどういったことに注意をすればいいのか

これからの時代、薬剤師は個々の能力の高さが今まで以上に求められるようになります。

調剤報酬改定の流れを見るとわかりますが、能動的に算定可能な報酬がどんどん増え、個々の薬剤師の出せる単価が、個人のがんばりによってはっきり差が出るようになって来ています。
今までは正直に言って誰がどう投薬を行っても同じ報酬だったので、「薬剤師免許を持つ人間」というだけで重宝されていました。
しかし、これからは事情が変わってきます。
会社にとって、直接収益に関わる部分ので差があるのならば、支払う給与に差が出ないわけがないのです。

活躍できる生産性の高い薬剤師とそうでない薬剤師とで、今後給料に大きく差がつくようになって行くでしょう。

そして、物価はどんどん上がっていく中、薬剤師の給料は残念ながらここ数年ほとんど上がってはいません
医療費削減を国が推進する流れがある限り、今後も期待できないと思った方がいいでしょう。

つかさ

賃上げをテーマとした2024年の改定内容でこの程度の結果だったので、今後これ以上はないと考えられます。

イケてない職場で長く薬剤師生活を過ごすことは、そういった個人のスキルアップやキャリアアップに対しても妨げになります。
そしてその結果、給料はろくに上がらず、平薬剤師として70歳を超えても働き続けるような、辛い老後を過ごすことになる可能性もあります。

つかさ

もちろん仕事が好きで長く続ける分にはいいですが、続けざるを得ないから続けるような状況は避けたいですね。

そうならないためにも、今の自分の職場について一度しっかり確認をしていきましょう!

このページを作成している私は、薬剤師歴18年、投資歴6年、ファイナンシャルプランナー。
某薬局グループでエリアマネージャー兼、法令室室長をしております。
転職によるキャリアアップ経験があり、人事に係ることも多く、面談に参加することもあります。
今回は採用側と、転職経験のある労働者側から、職場に対する考え方についてお伝えしていきたいと思います。

目次

職場を変えることを検討すべき5つの要素

あなたの薬剤師ライフの質を下げる5つの要素について説明していきたいと思います。

寝ている時間を省くと、職場というものは人生の半分以上を過ごす場所ということになります。
ここを妥協してしまうことは、人生の大部分を妥協することに他なりません。

つかさ

今の職場について、しっかり向き合っていきたいところですね!

1.給与や待遇、福利厚生が現代的な基準に適していない

  • 業界の平均給与と比較して明らかに低い場合や、昇給やボーナスが少なく努力に見合った評価がされない。
  • 個人のライフステージに配慮した制度(産休・育休等)が備わっていない。
  • 残業が常態化しており、適切な手当や代休が支給されない。
  • 有給休暇を取得し辛く、休日出勤が多い。

薬局業界は会社の形態によってこれらの要素において大きく差があります。

例えば以下の通りです。
大手調剤薬局は給料が低めに設定されている代わりに、研修制度や福利厚生はちゃんとしており、有休も比較的しっかりとれるイメージがあります。
中小調剤薬局は個体差は大きいですが、給料は高めに設定されている代わりに、有休や育休を取りにくかったり、残業時間も長い傾向にあると感じます。
ドラッグストアも給料が高めに設定されていますが、福利厚生についても十分に備わっているイメージです。
ただ、昇給は渋めだったり、管理薬剤師の手当ても低めの傾向があったり、薬剤師業務以外の仕事が多かったりするかと思います。

つかさ

これらはあくまで私のイメージです。
ただ、ドラッグストアにも大手調剤薬局にもそれぞれエリアを任されている友人からの聴取もありますので、ある程度は当てはまるのではないでしょうか。

これらはあくまで傾向としてお伝えしていますが、ある程度共通認識となっている感覚であるとも思います。
きっと皆さんも入社時にそれぞれの特徴を加味した上で、この中のどれかを選んだのではないでしょうか。
なので、ある程度のデメリット部分は織り込み済みであるかとは思います。
しかし、実際に入社した結果、自身の所属するグループの中で、メリットに当たる部分が思いのほか弱かったり、デメリットに当たる部分が過度に悪かった場合もあるでしょう。

そういったギャップは、本当にその場所で続けることが正しいのかを検討する一つの材料となるでしょう。

2.人間関係が職場全体のストレス源になっている

  • 上司から理不尽な指示やパワハラが常態化している。
  • 上司との折り合いが悪い結果、評価が公平でなく、努力や成果を正当に認められない。
  • 薬局内で同僚からの協力が得られず、孤独感を感じている。
  • ネガティブな雰囲気が蔓延しており、前向きな会話や改善の提案が難しい。
  • 相談できる人がいないため、問題が解決しないまま放置されている。

「結局職場環境で一番大事なのは人間関係」なんて言われることも多いですが、なかなかに的を射ているかと思います。
こういった環境は自身の仕事へのモチベーションに大きく影響を与えます。
嫌いな人物と共に頑張ろうなどとは思えず、良くないことがあっても改善がされず、自己研鑽に励むにも足を引っ張られます。
長くストレスの多い環境にいては、精神面の不調が出てくることもあるでしょう。
また、薬局は特に狭い世界の中のチームワークで成り立っているので、コミュニケーションエラーが起きているようではうまく業務を回せるわけもありません。
店舗としての質も落ちていくことでしょう。

つかさ

そういった場所に長くいると、自身の質も気づかぬうちに落ちていることがあるので注意が必要です。

逆に環境が良ければ、良いことがたくさんあります。例えば、以下のようなことです。

  • 上司からの的確な指示により、上手く仕事をまわせたり自身の学びにもなる。
  • まっすぐ頑張ることができ、成果も出しやすく評価をされるのでさらに頑張りたくなる。
  • 朝起きて仕事にいくことが全く苦痛じゃない。
  • お互いが周りのためにと頑張れるため、効率が良くなり、生産性が上がる。
  • 相談をしやすい環境なため、課題にもみんなで取り組み乗り越えられる。
  • 新しい案を出しやすく、ミスを恐れずにチャレンジすることができる。

あくまで理想ではありますが、ある程度そういった要素のある職場でなければモチベーションはなかなか保てません。
そして、成長の機会を逃して後で困るのは、結局自分自身なのです。

3.職場の成長機会や評価制度が不足している

  • 長期間同じ業務を担当し、スキルアップや異動の機会がない。
  • 社内研修や外部講習のサポートがなく、自己成長が難しい。
  • 成果や努力が曖昧な基準で評価されている。
  • 同じ成果を出しても、上司の好き嫌いで評価が変わるなど、不公平な制度がある。

勉強は本来自分で行うものとはいえ、極端に経験を積む機会が少ない職場というものは存在します。
例えば、調剤薬局において眼科や耳鼻科などのシンプルめな単科の門前薬局勤務であり、他の医療機関からの処方箋受付もほぼなければ、在宅も行っていない。といった場合も珍しくありません。
ある程度で異動ができればよいですが、会社の所有店舗が少ない中小調剤薬局等ではそれも叶わないことも多いでしょう。

つかさ

処方意図を確認できることもあり、一つの科に強くなることはできます。とはいえ、通常ある程度学ぶまでにそこまで長い期間を要しません。
また一人の先生の考えのみに偏ってしまうことも多々あります。

ドラッグストアにおいては、浅めの処方が多かったり、重めの処方でも投薬が途切れ途切れで内容に深く踏み込めず、処方意図を理解できないままであることも多々あるでしょう。
そういった環境の中で、服薬指導の質を上げたり、次世代薬剤師としての幅広い業務の経験を積むことはなかなかに困難です。

また、そういった環境に関係なく自己をより高めることができたとしても、会社として評価できる体制が整っていなければその意味は薄くなります。
自分の成長になったことは将来的にプラスではありますが、正当に評価をされなければモチベーションを維持することは難しいでしょう。

つかさ

いくら自分のためとはいえ、その先になんの報酬も見えなければ努力し続けることはとても困難です。

これからの薬剤師はある程度調剤・投薬を無難にこなすことができるのは前提で、プラスアルファの能力を身に着けていなければ、安く買い叩かれる時代が来ます。
その能力とは具体的には、以下が挙げられます。

  • 医療に大きく貢献ができる、専門に特化した知識と説明能力
  • 調剤報酬を理解して逃さず算定をする能力
  • かかりつけ薬剤師として同意を多く取り他院の処方も集めることができる能力
  • 緩和も含む在宅業務を過不足なくこなすことができる能力
  • 在宅医や施設に対して営業をかけて契約を結ぶ能力
  • 大型店舗を回して部下を育成することができるマネジメント能力

こういった能力を育むことができない・評価されない職場ならば、離れる事を検討すると良いでしょう。

4.経営や業績の問題が見える

  • 会社全体の売上や利益が低下しており、将来性に不安がある。
  • 経営者のビジョンが曖昧で、目標や戦略が社員に共有されていない。
  • 会社の変化に対する対応力が低く、業界トレンドから取り残されている。

これは中小調剤薬局にだけ関わる話……と思ったら大間違いです。

例えばドラッグストアは2022年の調剤報酬改定により、300店舗以上を所有するグループは基本料を一律で下げられることとなりました。
その結果、地域支援体制加算の要件も厳しく、また低い点数での算定となります。
集中率が低い特性から減算対象となり辛く、物販とのシナジーにより勢いに乗っていたドラッグストア業界に、ストップがかけられた形となります。
ドラッグストア全体の業績としては物販が順調であるため問題なさそうですが、調剤側の売り上げが低ければ薬剤師の価値も当然低く見積もられることになるでしょう。
また、ドラッグストアへの新卒入社も増えてきたため、「何としても薬剤師を確保したいという特需期間」も終わりを告げようとしているように見えます。

つかさ

今後DS薬剤師の初任給は緩やかに落ちていくと予想されます。
とはいえまだまだ魅力的な高さですが。

大手調剤薬局については、昨今の調剤報酬改定において上記2022年基本料減算が可愛いくらいの減算を、何度となく食らっています。
そして、アイン薬局や日本調剤薬局は敷地内薬局を推進することで起死回生を図るも、2024年度改定で狙い撃ちされたかのように致命的な減算を受けました。(通称アイン減算)
これらのしわ寄せはどこに行くか?

当然、現場で働く薬剤師の給料です。
薄利多売方式となりがちであり、結果的に個々の薬剤師の給料を抑えることが会社側の一番の課題となっています。

つかさ

個々の薬剤師の給与面だけで言うならば、大手調剤薬局は中小調剤やドラッグストアに勝てる要素がありません。
これはもう構造上仕方ないことで、今後も覆ることはないでしょう。

さらに、どれだけ順調に見えてもM&Aの波にさらわれることがあることは、近年のツルハHDとウエルシアHDの段階的統合や、スギHDによるI&H買収が良い例でしょう。
短期的にはあまり変わった気がしなくても、少しずつ別の会社へと変貌していくことでしょう。
そして、調剤薬局業界第三位まで上り詰めていた「さくら薬局」ですが、事実上の経営破綻を起こしました。
大きな会社であれば安泰、なんてことも決してないのです。

そして最後にもちろん、中小調剤薬局の多くはこの経営上の問題が一番深刻であることに変わりはありません。
ある程度の規模がなければ、地域支援体制加算等の各種算定を継続することは難しいでしょう。
また、門前ドクターに依存しているところが多数で、ドクターの引退とともに店も閉めることになるためジリ貧です。
多少無理をしてでも更なる発展をしていかなければ、そう遠くない未来に消えてしまうでしょう。

つかさ

30年後、今ある中小調剤薬局の8割は消えていると私は予想します。

業界全体として、暗い影が落ち始めていることは否定できない事実でしょう。

つかさ

では、もうこの業界にいる事自体が負けなのか?

もちろん、そんなことはありません!

どの業態でも、その中で工夫をして業績も上げながら強く生き残っていく会社は存在します。
なにより、超高齢化社会を迎えて医療全体の需要は高まり続けています。
国としても、そういった需要にしっかり応えられる薬局には報酬を与えようという姿勢が見られます。
そういった柔軟性の高い変化に強い会社、社員に還元しようという姿勢がみられる会社、個人としてのスキルアップも図れる会社を選択すると良いでしょう。

つかさ

こういった観点からみて、あなたの薬局はどうですか?

5.職場でのやりがいが得られない

  • 業務内容にやりがいや興味を感じられなくなっている。
  • 毎朝出勤することが苦痛になり、仕事がただの「作業」に感じる。
  • 自分のスキルが十分に活かされていないと感じる。
  • 会社の価値観や文化が、自分の考えと根本的に合わない。

薬局業務というものは、単調な作業に陥りがちです。
調剤と投薬だけを淡々とこなすことを求められるならば、ほとんど作業のようにしか思えないこともあるでしょう。

こういった状況になりやすい原因としては、

  • マニュアルでガチガチに固められ、創意工夫の余地がないこと
  • そもそも会社に調剤と投薬以外を求められていないこと

が挙げられます。

①については、大手調剤薬局や大手ドラッグストアで起きやすい現象です。
個人的には本来薬局は創意工夫の宝庫だと思っています。
客層や立地、配属スタッフの特性などの条件によってその薬局ごとの理想の形は大きく異なります。
本来ならば、薬局内で管理薬剤師を中心として理想を追求し、日々改善を図っていくことで高い生産性を生むことができます。
しかし、そこでネックとなるのが社内全体に適用されたマニュアルの存在です。
マニュアルというものはできない人に合わせて作られていることが多く、できる人にとっては足かせにしかならないことも多々あります。
コンプライアンス遵守は大事なことですが、それに縛られるあまり、新たな挑戦や効率化の妨げとなってしまうこともあります。
こういったことは成長ややりがいを感じられない要因の一つとなるでしょう。

つかさ

人によっては守られている安心感にもなりますので、決して悪いことではありません。

②については、単純に体力のない数店舗規模の中小調剤薬局で起きやすい現象です。
社長が60代以降で、後継ぎもおらず逃げ切り体制に入っている状態ですね。
在宅用のスタッフを用意する等、新しいことを始める体力が会社にないため、余計な事はなしに調剤と投薬のみの要員としての役割が求められます。
このパターンは学びも将来性も薄いことが多いです。

つかさ

この場合は仕事内容の割に給与は良かったりするので、一長一短ですけれどね。

これから長く薬剤師としてやっていくならば、あまりに長い足踏みは周りとの大きな差を生む可能性があります。
これらも職場を変える際の検討材料となるでしょう。

どういった職場を選ぶべきか

個人的な意見も入りますが、職場選びで重視すべきことはこの三点です。

自分のやりたいことが実現できる


「仕事は自己実現の場ではない。」なんて言われることもありますが、私は自己実現の場であってもいいと思っています。

つかさ

もちろん求められている事をこなした上ではありますが。

仕事は与えられた業務を淡々と行うだけというスタンスでは、やはりどこかで限界がきます。
長い人生の中での仕事のウエイトを考えると、そのスタンスでやり過ごせるほど軽いものではないのです。

もちろん、雇われている身である以上、自分のやりたくないこともやる必要は出てきます。
しかし、そんな中でもある程度真剣にやっていると、面白く感じたり、これを突き詰めたいと思うことが何かしら出てきます。
自分ひとりではできないことを、だれかと協力することで成し得るのが仕事というものです。

つかさ

正直なところ、社会人が始まって数年間は仕事を面白いなんて少しも思いませんでした。
しかし、しっかりキャリアを積み、責任ある仕事が任されてくると、試行錯誤や創意工夫することの面白さがわかってきた気がします。

そういったことにチャレンジさせてくれる。少なくとも耳を貸してくれる環境に身を置くと良いでしょう。

満足できる給料である

何のために仕事をしているのか?と問われれば、8割以上の方が「お金のため」と答えるでしょう。

もちろん、お金自体は「手段」であり、最終「目的」にはなり得ません。
しかし、これほど汎用性高くわかりやすい「手段」を満足できる形にできるならば、心の安定や余裕が生まれます。
実際のところ、ある程度の理不尽や身体的負荷も、給料が高ければ耐えることが可能となるのです。

つかさ

前項で仕事のやりがいやスタンスについて語っておいてなんですが、現実問題として、仕事とお金のことは切り離せません!

仕事はお金を稼ぐことが一つの前提としてある以上、そこを妥協してしまっては仕事で良い成果を出したとしても満足感は得られにくいでしょう。

自分の働きや能力に合った適正な給料というものはなかなか図ることが難しいですが、そういったことを意識することで自己研鑽やキャリアアップのモチベーションにも繋がります。
まずは成果に報酬をしっかり出せる会社選びから始めましょう。

尊敬できる人がいる

個人的にはかなり大事な要素であると思っています。
一人の圧倒的な尊敬できる人物がいると理想的ではありますが、なかなかそれは現実的ではありません。
ただ、「あの人のここがすごい。」「この人のこういうところを見習いたい。」「その人のここを真似していきたい。」と思う人はどこかにいるはずです。

尊敬できる人が身近な上司や経営者である場合、目標が明確な分モチベーションを高く保つことができ、お手本があることで成長もしやすくなります。
また、自身の働き方のスタンスも積極的になり、何かを頑張ることが苦でなくなれば、成果も出しやすくなります。

つかさ

現代は物理的なコスパにとらわれがちですが、人間は感情の生き物である以上、精神的コスパを上げる事も非常に重要です。
あなたの薬局に、尊敬できる人はいますか?

転職前にできること

配属店舗の異動を願い出てみる

今の配属店舗や管理薬剤師、エリア長が合わないだけの可能性もあります。
配属先が変わったら、やる気のない奴だと思われていた人が、人が変わったかのように一生懸命楽しそうに働き始めたということも良くある話です。
人は環境によって意外と大きく左右されるものです。
今の環境が合わないと思うならば、思い切って相談してみると良いでしょう。

つかさ

今私がいる会社でも、異動になってから評価が一転した人を多数見てきました。
逆にそれだけ環境で本来の力が押さえつけられてしまうこともあるということです。

給与や進退の交渉をしてみる

大手調剤薬局やドラッグストアでは正直難しいですが、中小調剤薬局ならば交渉の余地はあります。
ある程度の成果や将来性を見せる必要はありますが、やって下がることもないのでやるだけ損はないでしょう。
自身の持つ能力の見直しや、プレゼン力を磨くきっかけにもなります。

つかさ

辞められたら困るとのことで、意外と交渉に応じてくれるパターンもよく聞きます。
そうなっている状況自体が良いとは言い難いですが。

周りの人たちとの付き合い方を見直してみる

周囲の上司や同僚との関係が上手くいかない場合、自分側にも原因はあるかもしれません。
上司も同僚も人間です。
生意気な部下は可愛がれないし、話し掛け辛い空気を作っていれば、助けてくれる人もいなくなるでしょう。

自分側にも反省点がある場合は、もし転職をしても繰り返してしまう可能性があります。
どうせすでに雰囲気が悪いならば、これ以上悪くなることを気にする必要もありません。
この機に一度振り返って、周囲との人間関係の改善を図るべくいろいろと試してみることもいいかと思います。。

つかさ

とはいえ本当に離れるべき人間というものも存在します。
そう判断した場合は一刻も早く脱出をしましょう!

職場を変える一番有効な手段は「転職」

  • やれることをやってみたけどダメだった。
  • 今の職場でもう何かを頑張る気力はない。

そこまで行ったならば、次の選択肢は転職です。

薬剤師はそもそも転職のハードルが低いことが特徴です。
収入の上がるクラスアップ転職も成功しやすく、また一度働いた経験から優先順位上手くをつけて自分好みの転職先を探すことも可能です。
今の職場に大きな不満が無くてもキャリアアップのために転職を行うことも悪いことではありません。
あなたの人生なので、あなたの思うように生きるべきなのです。

実際のところ、薬剤師が収入を上げる最速の方法は転職を繰り返すことであると言われています。
今後はどうなるかわかりませんが、まだ売り手市場である薬局業界では、今の給料以上をベースとして提示してくれる会社がたくさん存在します。
転職は入社して数か月とかでなければ、若ければ若いほど有利です。
よく言われる「3年間の職歴」を待つ必要も全くありません。
特に3年間に根拠はないのです。
この言葉はやめさせたくない会社側の思惑からできた言葉と言ってもいいでしょう。

つかさ

そして、転職にリスクはあっても、転職活動はノーリスクです。
本当に転職するかわからなくても、とりあえず転職活動をして市場の調査を行うこともいい経験となるでしょう。

薬剤師の転職については以下の記事にまとめてあるのでご参照ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

薬局という特殊な職場において、どういった環境を避けるべきか理解が深まりましたでしょうか。

個人的な意見ですが、仕事とは本来楽しいものであると思っています。
もちろん、雇われている立場として、理不尽な思いをしてうんざりすることはたくさんありましたし、これからもあるでしょう。

つかさ

私自身、嫌になって仕事を放り出したくなったことも一度や二度ではありません。

しかし、誰かと協力をし、共に考え、何かを成し遂げるということは、仕事という人の集まる場でない限りなかなかできないことです。
一人ではできないからこそ、私たちは同じ会社という場所に集まって、一人では到底できないことを毎日協力して成し遂げています。
そしてそれは、やり方を改善したり、練度を上げたり、役割を交代したりなどしてよりレベルアップを図ることも可能です。
こういったことは、長い人生の中で一人では味わえないような充実感を得ることが出来る貴重な機会とも言えます。

どうせ人生の中で長い期間を仕事をして過ごすのです。
仕事をただの作業としてしまうのはきっとかなりもったいないことであると思います。

つかさ

より良い職場で楽しく働けるように、努力をしていきたいですね。

そんな私たちの「薬局という職場」について、振り返る機会になっていただければ幸いです。

以上、皆様の薬剤師ライフの参考となればうれしいです!

また次の記事でお会いしましょう!

執筆者:つかさ

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